支部長挨拶

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第68期支部長
豊橋技術科学大学
大学院工学研究科機械工学専攻
教授

柳田 秀記

<経歴>1982年3月豊橋技術科学大学大学院修士課程修了
同年4月同大学教務職員,1992年3月同助教授
2010年4月豊田高専を経て,2012年4月より現職.
専門はフルードパワー/流体工学.

 この度,第68期の東海支部長を拝命することになりました.当支部のような歴史のある大きな組織の長になることは全く想像したことがなく,青天の霹靂とはこういうことかという感じです.これを機に身が引き締まってくれると良いですが,それは気持ちだけのようです.副支部長を経ずに支部長になりましたが,第62期・63期の2年間幹事を務めたことがあり,支部活動の内容や進め方は大体理解しているつもりです. 幹事会や事務局の皆さんとともに支部活動を円滑に進めていきたいと思います.

 今期の活動内容は昨期の幹事会により決定されており,私を含め今期の幹事会メンバーは,それら行事を適切に実施することが使命となります.支部行事に独自色を発揮したいと思っている幹事の方もいるかもしれません.それらの方のご意見は,来期以降に向けて提言として伝えたいと思います.  最近の支部長も記しておられるように,会員数の減少が続いています.当支部収入の約3分の2は本部交付金であり,すなわち会費収入に大きく依存しています.財政基盤強化には当支部所属の会員数を増やす努力が必要ですが,それに加えて事業収入を増やし,本部交付金への依存度を低下させることの重要性が増しています.事業収入を増やすべく,より多くの方に参加して頂けるよう,支部行事の内容について少しずつ見直しが行われています.

 学会が行う行事として研究発表講演会は非常に重要な行事で,今期は3月に岐阜大学で実施済みです.来期は名城大学にて開催されますが,特別企画として面白そうな行事の企画が進められています.研究発表だけでなく特別企画にも是非ご参加ください.
 講習会も学会としては主要な行事です.当支部では「科学英語の書き方とプレゼンテーション」が長く続いている人気の講習会です.最近はその実践編も開講されています.需要があるうちは継続して実施すべきですが,新しい講習会の企画を考え始めないといけないかもしれません.
 もう一つの講習会である「“四力+制御”にもう一度チャレンジ」は企業会員の方を主な対象として,勉強のやり直しに活用して頂こうという行事です.今期は趣向を少し変えて,基礎に軸足を置きつつタイムリーな話題を入れた講習会とすることになりました.具体的には自動運転を題材とした制御関連の講習会の企画が進められています.
 行事ではありませんが,各種支部賞の贈賞を行っています.東海地区では多くの優れた研究や技術開発が行われていると思いますが,支部賞への応募は少ないです.管理職の立場にある方は,所属機関内での優れた研究や技術開発について是非推薦していただきますようお願いします.

 予定では本年10月に消費税が10 %に増税されます.それに伴い当支部行事への参加費設定額の見直しを行う必要が生じます. 税分は2 %ですが,消費税の学会負担分解消のため(税金の計算はよくわかりません),増加分が2 %を超える金額に参加費を増額する可能性があります.その節はご理解を頂ければ幸いです.
 1年間支部運営に努めてまいりますので,皆様のご助力とご支援を頂きますようお願い申し上げます.